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筑波大学カザフスタン留学生同窓会セミナー

2018/03/26

 2018年3月14日、筑波大学カザフスタン留学生同窓会主催のセミナーがアルマティで行われました。セミナーには同窓生、筑波大学の教員、筑波大学からの留学生が参加しました。セミナーのテーマは「同窓生の就職状況」でした。
 まず同窓会会長が同窓会の年間の活動を報告しました。そこではSNSの活用により同窓会の参加者の人数が増えてきたこと、同窓会に関する記事をT-NETに載せことが報告されました。また同窓会が抱える問題として、同窓生が集まりにくくなったこと挙げられました。カザフスタンの同窓生はアルマティだけでなく、アスタナや海外に引っ越す者が増えました。そのため、アルマティで活動する同窓生が少なくなりました。解決策として、アスタナにも同窓会の支部を置き、アルマティの会長とアスタナの支部長が同窓会をしっかりと管理するということが提案されました。
 Andarbaeva Medeya(日本語教師)さんからの報告では、多くの同窓生は大学卒業後も仕事を探しにくい状況になっているということです。カザフスタンの日系企業はロシアに比べて十分の一程度であるため、ロシアに比べて、日系企業に就職できる人が多くありません。また日系企業で日本語をできる人を求める場合、大学での日本語の授業だけでは不十分であり、より専門的な日本語が必要となっています。
 Aigerim Rakhieva(Shinhan bank)さんとAinur Nurbek(PwCコンサルティング合同会社)さんは自身の留学体験と現在の仕事について説明をしてくれました。Ainurさんは日本企業(伊藤忠商事、三菱東京UFJ銀行など)の顧客に対してコンサルティングをしており、筑波大学留学中に受講した国際経済の授業が今の業務に役立っていると語ってくれました。

Bolat Yezhan(筑波大学カザフスタン留学生同窓会会長)

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